harmonic_shaper
ノード非線形歪みの副産物としてではなく、2次から5次までの倍音を指定した比率で直接付加します。
パラメータ
{
"h2_pct": 1.5,
"h3_pct": 0.3,
"type": "harmonic_shaper"
}計算
u = x / A_ref A_ref は基準振幅(-20dBFS RMS)
T̂2(u) = 2u² 正弦波で 1 - cos(2ωt):2倍音と直流
T̂3(u) = 4u³ - 3u -sin(3ωt)
T̂4(u) = 8u⁴ - 8u² -1 + cos(4ωt):4倍音と直流
T̂5(u) = 16u⁵ - 20u³ + 5u sin(5ωt)
u を ±2 にクランプし、過大入力による多項式の数値発散を防止
基準レベルではクランプは作動せず、指定した倍音比率が厳密に成立使うときの注意
偶数次の倍音を付加する際は、後段に dc_blocker が必要です。
チェビシェフ多項式の数学的性質上、2次と4次は直流(DC)成分を伴います。2次または4次の割合を0%より大きく設定する場合は、下流に dc_blocker を配置してください。
指定比率は基準レベル(-20dBFS RMS)における定義です。
信号レベルが変動すると多項式の異なる動作点を通るため倍音比率は変化しますが、これは実機のアナログ回路でも同様に生じる自然な振る舞いです。
サチュレーターとは異なり、倍音構成を直接指定できます。
waveshaperでは歪み曲線の形状に応じた倍音が受動的に生成されますが、このノードでは各次数の倍音スペクトルを明示的に指定して音色を構築できます。