動作環境
macOS 13以降 / Apple Silicon必要な動作環境、システムに組み込まれるコンポーネント、初回起動時の設定手順。
システム
単体での音楽再生機能は持ちません。
楽曲ライブラリやメタデータ管理、配信サービスへのログイン機能はありません。他アプリが再生した音声シグナルを受け取って処理するアーキテクチャのため、サービスごとの個別対応を必要とせず、あらゆる音楽再生アプリや配信サービスでそのまま利用できます。
音声処理エンジンとUI画面は独立したプロセスです。
オーディオ信号処理はバックグラウンドのエンジンが担い、UI画面はローカル通信で接続しているだけです。ウィンドウを閉じたり、リサイズや再読み込みを行っても、再生中の音声には一切影響しません。
仮想オーディオデバイス
再生アプリから音声シグナルを受け取る仮想インターフェースです。このデバイスを介して、あらゆるアプリからBenchへ音声をルーティングします。
- システム領域へドライバを配置するため、インストール時にmacOSの管理者パスワードが必要です。初回起動時にセットアップ画面が表示されます。
- インストールや更新の際はシステムオーディオ(coreaudiod)が再起動するため、音声が一瞬途切れます。あらかじめ再生を停止しておいてください。
- 仮想デバイス自体は設定状態を持たないため、アップデートによってユーザー設定が失われることはありません。
- OS側に音量調整ノブ(ボリュームコントロール)を公開していません。そのため、Benchが受信する前に意図しない音量スケーリング(デジタルアッテネーション)が勝手に適用されることはありません。
- 出力先DACのハードウェアクロックに位相同期します。クロック追従を行わない古いドライバのままだと、クロックのズレにより数分ごとに約21 msの音声データがドロップ(欠落)します。
macOSは仮想入力をマイク権限として扱います。
macOSのセキュリティモデルでは、仮想オーディオデバイスからのキャプチャはマイク入力(録音)と同等に扱われるため、Sonir Benchにマイクへのアクセス権限が必要です。権限が許可されていない場合、OSはエラーを返さず無音データを供給するため、再生アプリが停止しているのと見分けがつきません。「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」でSonir Benchを許可してください。
アプリ本体の削除だけでは仮想デバイスは削除されません。
アンインストール時は、アプリに同梱されている専用アンインストーラを実行してください。アプリケーション本体をゴミ箱へ移動しただけでは、システム内に仮想オーディオドライバが残存します。
設計の保存先
- グラフやリサンプルの設計データは、ディスク上の作業ディレクトリに保存されるプレーンなJSONファイルです。テキストエディタで閲覧・編集したり、Git等でバージョン管理や共有が可能です。
- ファイル名がそのまま設計の識別子(ID)になります。既存のファイル名で保存すると上書きされ、別名で保存することで設計のリネームや複製が行えます。
- アプリのバージョンよりも新しい仕様バージョンのファイルは読み込みをスキップします。ファイルを勝手に削除したり上書きすることはなく、非対応の理由を付記した状態で一覧に保持されます。