AIにDSPを書かせて、Sonir Benchで鳴らす

AIにモジュール仕様(https://sonir.app/spec/sonir-bench-v1.ja.md)を渡し、作りたい音を伝えてJSONを1つ書かせます。Benchの「グラフ設計」で「新規作成」を押し、「ファイルから読み込む」にファイルをドロップするか、「JSON(貼る / 貼り付ける)」に貼って「この JSON を読み込む」を押します。検証が不合格なら「結果をコピー」でAIに返して直させ、合格したら名前を付けて保存します。

Sonir Bench 0.1.62で確認(2026-10-12)

始める前に

  • BenchがDACから鳴っていること(まだなら、先に「インストールから最初の音出しまで」のガイドを済ませてください)
  • URLを読めるか、ファイルを添えて渡せるAIアシスタント(ChatGPTやClaudeなど)

手順

  1. 01AIに仕様を渡す

    仕様は1つのファイルです。AIにhttps://sonir.app/spec/sonir-bench-v1.ja.mdを貼るか、ダウンロードして添えて渡します。中身は解説・JSON Schema 2本・全エラーコード・そのまま通るリファレンスモジュールです。モジュール仕様のページの「プロンプト例」に、そのまま使える指示文も掲載しています。

    リファレンスモジュール仕様

  2. 02作りたい音を伝えて、JSONを1つ書かせる

    「低音を少し持ち上げて、ほんのり温かくしたい」のように、言葉で伝えます。あわせて、DSPモジュールをJSONで1つ書くこと、spec_versionを含めること、リファレンスモジュールに合わせること、Schemaに無い項目を作らないことを指示します。返ってくるのはグラフ(順に掛かるノードの列)です。

    リファレンスグラフのノード

  3. 03「グラフ設計」にJSONを読み込む

    Benchの「グラフ設計」で「新規作成」を押します。「ファイルから読み込む」の欄を開き、「ここにファイルをドロップ」にファイルをドロップするか、「ファイルを選ぶ」を押します。「JSON(貼る / 貼り付ける)」に文字を貼って「この JSON を読み込む」を押しても読み込めます。読み込むと、ノードの数と「まだ保存されていません」が表示されます。AIが書いたファイルを作業フォルダへ直接置くのはやめてください。作業フォルダ内のファイルとは形式が異なるためです。

  4. 04Benchに検証させる

    「事前検証(無音シミュレーション)」が44.1kHz系と48kHz系の両方で設計を確かめ、それぞれに「合格」か「不合格」を出します。不合格のときは、どの処理段で拒否されたか、エラーコード、文言が表示されます。すべての検証を通過するまで音は鳴りません。非線形のノードを含む設計は先にシミュレーションされ、適用中は出力のリミッターが働き続けます。

    リファレンス検証とレベル規約エラーコード

  5. 05合格するまで、結果をAIに返す

    不合格なら「結果をコピー」を押し、そのままAIに貼ります。拒否された処理段・エラーコード・測定値が英語で記載されており、仕様のエラー一覧への参照も含まれるため、AIが原因を把握して修正できます。修正されたJSONを同じ手順で読み込み直します。

  6. 06名前を付けて保存し、聴く

    「名前」を入力して「保存する」を押すと、エンジンの画面とA/Bの選択肢に出ます。エンジンの画面でグラフの並びに足すか、A/Bでほかの設計と音量を揃えて聴き比べます。

    リファレンス音を作って聴き比べる

リサンプル設計を書かせるとき

高域の帯域制限と、内部処理レートへの変換方法は、グラフではなくリサンプル設計に書きます。AIにリサンプル設計のJSON作成を指示し、「リサンプル設計」で「新規作成」を押して、同じ「ファイルから読み込む」の欄から読み込みます。リサンプル設計のファイルは、作業フォルダのresampleフォルダに置いて「フォルダを再スキャン」を押しても読み込めます。

リファレンスリサンプル設計

うまくいかないとき

  • ファイルが壊れているか、Sonir Benchのファイルではない、と表示される。

    AIがJSON以外のテキストを出力したか、前後に説明文を付けています。JSONのみを出力するよう指示し直してください。

  • shapeの検証で拒否される。

    AIがSchemaにない項目や値を出力しています。検証結果を貼り付けて、Schemaに従うよう指示し直してください。

  • 保存しようとすると名前を求められる。

    グラフのファイル自体は名前の情報を持っていません。「名前」欄に入力してから保存してください。

  • AIが作成した設計を共有・配布したい。

    配布する設計の名称には、商標名・ブランド名・製品名を含めないでください。Benchが読み込みを拒否することはありませんが、公式のリファレンスモジュールもこの規約に従っています。