crosstalk_canceller
ノードスピーカー再生時に反対側の耳へ回り込む音響クロストークを打ち消し、ステレオ音像をスピーカーの外側まで広げます。
パラメータ
{
"depth": 0.5,
"speaker_angle_deg": 30,
"type": "crosstalk_canceller"
}計算
1. speaker_angle_deg から頭部を回り込む時間 Δt を求める
(Woodworthの球頭モデル)
2. D = Δt を内部レートのサンプル数にしたもの
3. 回り込む側の信号に2kHzのローパスを掛ける(頭部遮蔽)
4. 逆相で反対チャンネルへ混ぜる:
L_out = norm · ( L - depth · LPF( R(t - D) ) )
R_out = norm · ( R - depth · LPF( L(t - D) ) )
band_low_hz は、打ち消しを低域に掛けないための下限使うときの注意
スピーカー角度は実際のリスニング環境の数値を入力してください。
打ち消し信号の遅延時間はスピーカー角度から計算されます。実際の環境と一致していないと打ち消しのタイミングが狂い、効果が得られないばかりか、中空のこもったような不自然な音になります。
スピーカー再生専用であり、ヘッドホン用ではありません。
ヘッドホンリスニングには空間的な音響クロストークが存在しません。ヘッドホンで使用すると、単に逆相の遅延音が不自然に付加されるだけになります。
構造上、スイートスポットは限定されます。
音響クロストークの打ち消しが正確に作用するのは特定のリスニング位置(スイートスポット)のみです。頭をその位置から外しても問題が生じるわけではありませんが、立体音響効果は消失します。
低域には適用しないでください。
低周波数を左右間で逆相キャンセルすると、定位が移動するのではなく低域エネルギーそのものが打ち消されて減少してしまいます。band_low_hz はそれを防ぐためにあります。