envelope_follower
ノード入力信号のエンベロープ(音量レベル)を検出し、補助バス(aux)へ出力します。主信号は完全に無加工で素通しします。
パラメータ
{
"attack_ms": 1,
"detector": "rms",
"release_ms": 50,
"type": "envelope_follower"
}計算
detector = peak 整流した値を attack_ms / release_ms で追従させる
detector = rms 移動二乗平均平方根(RMS)を同じように追従させる
値は補助バスへ書かれ、主信号は素通しする
全チャンネルの最大値を採り、同じ値を全チャンネルへ出力する使うときの注意
サイドチェーン(側鎖)の前半を担うノードです。
このノード単体では音響的な変化は生じません。検出した制御信号を signal_gain ノードへ渡すために存在し、通常はその間に one_pole_smoother を挟んで時定数を調整します。これが電源サグ(Power Sag)の基本構成です。
チャンネル連動は意図的な設計です。
電源部は左右チャンネルで共有されており、チャンネルごとに独立してレベル検出を行うと、音量によってステレオ定位が変動してしまいます(例: 左チャンネルの音量だけが沈む)。そのため全チャンネルの最大値を検出し、共通の制御値を全チャンネルに適用します。
補助バスはシステム全体で1本のみです。
envelope_follower を複数配置した場合、下流のノードが上流の値を上書きします。実際に有効となるのは最下流の1つのみです。
peak と rms で変わるのは反応の質感であり、最大量ではありません。
peak は過渡的なトランジェントに敏感に反応し、rms は持続的な実効レベルに反応します。リリースが遅い設定では、打楽器などのアタック音の処理感に差が現れます。