イコライザーやエフェクトを作って、同じ音量で聴き比べる

「テンプレート」で出発点を選んで「これで作る」を押し、「グラフ設計」でノードを足して値を変え、名前を付けて保存します。「A/B」画面でスロットAとスロットBに比べたいグラフを入れ、キーボードのA・B・スペース(バイパス)で切り替えます。「音量を揃えて比較(推奨)」が最初から有効なので、音量の差ではなく音の違いだけを聴き比べられます。

Sonir Bench 0.1.62で確認(2026-10-12)

始める前に

  • BenchがDACから鳴っていること(まだなら、先に「インストールから最初の音出しまで」のガイドを済ませてください)
  • エンジンが動いていること(A/Bの切り替えはエンジンの稼働中だけ使えます)

手順

  1. 01「テンプレート」で出発点を選ぶ

    「テンプレート」を開き、「グラフ設計の出発点」タブで、作りたい音に近いものの「これで作る」を押します。そのノード列が新しいグラフとして開き、名前の欄にはテンプレートの名前が入ります。この時点ではまだ保存されていません。作成中の下書きがあるときは、置き換える前に確認されます。

  2. 02「グラフ設計」でノードを足して値を変える

    「グラフ設計」で「追加するノード」から種類を選び、「ノードを追加」を押します。ノードは列の最後に足されます。ノードを選ぶと右側で欄を編集でき、各欄の下に入力できる範囲が出ます。並びは「上へ」「下へ」で変え、「削除」で外します。続けて並んだbiquadフィルタは、1つのEQブロックにまとめて表示されます。

    リファレンスグラフのノード

  3. 03鳴らす前に検証する

    「事前検証(無音シミュレーション)」は、入力を止めて少し経つと自動で走り、44.1kHz系と48kHz系のそれぞれに「合格」か「不合格」を出します。不合格のときは、どの処理段で拒否されたかとエラーコードが表示されます。「非線形」の印が付いたグラフは意図して歪みを加えるもので、掛けると機器を守るため、そのセッションの間は出力のリミッターが働き続けます。

    リファレンス検証とレベル規約エラーコード

  4. 04名前を付けて保存する

    上の「名前」の欄に名前を入れ、「保存する」を押します。保存のときに確かめるのは形と係数だけで、すべての検証はグラフを読み込むときにもう一度走ります。事前検証に合格した状態で保存してください。不合格のまま保存すると、再生時に拒否されます。保存したグラフは、エンジンの画面とA/Bの選択肢に出ます。

  5. 05エンジンの画面で、バイパスと比べて聴く

    エンジンの画面の「グラフ設計」で、「保存したグラフを追加…」からグラフを選びます。並べたグラフは上から順に掛かり、エンジンの稼働中ならすぐに音が変わります。「掛ける」と「バイパス」を切り替えると、グラフを掛けた音と元の音を行き来できます。

    リファレンス信号経路

  6. 06AとBに2つの設計を入れる

    「A/B」を開きます。スロットAはエンジンの画面と同じ構成です。「スロット B」の「スロット設定」でもう1つのグラフを足すと、裏で準備され「読込済み(瞬時に切替可能)」と表示されます。空のスロットもバイパスとして使えるので、グラフと何も掛けない音を比べることもできます。

  7. 07A・B・スペースで切り替える

    キーボードのA・B・スペース(バイパス)か、「出力中のスロット」のボタンで切り替えます。切り替えは短いクロスフェードでつなぐので、音は途切れません。「音量を揃えて比較(推奨)」が最初から有効になっており、各スロットに適用されている音量補正がdB単位で表示されます。補正には上限があり、上限に達したときは「上限」と表示されます。どちらが鳴っているかは常に表示されるので、ブラインドテストにはなりません。

    リファレンスA/Bと音量合わせ

うまくいかないとき

  • A/Bのボタンが押せない。

    エンジンが止まっています。エンジンの画面から開始してください。

  • グラフを上書き保存したのに音が変わらない。

    スロットは読み込んだ時点の内容を鳴らし続けます。グラフをスロットに読み込み直してください。

  • 片方にのみ非線形ノードが含まれている、と表示される。

    リミッターが片方にだけ掛かるので、比較には設計の違いに加えてリミッターの影響も入ります。

  • エンジンを開始するとバイパスで鳴る。

    前回のグラフがライブラリに見つかりません。エンジンの画面でグラフを選び直してください。

  • 検証が不合格になる。

    表示されたエラーコードを確認してください。リファレンスの「エラーコード」のページに、意味と何を直せば通るかを掲載しています。