directional_eq
ノード人間の耳が高さ感(仰角)として知覚する周波数帯域を、Side成分にのみブーストします。センター定位の音色に影響を与えません。
パラメータ
{
"depth_cut_db": -2,
"height_freq_hz": 8000,
"height_gain_db": 3,
"height_q": 2,
"type": "directional_eq"
}計算
M = (L + R) / √2 S = (L - R) / √2
1. Sに height_freq_hz / height_gain_db / height_q のピーキング
(8kHz付近。仰角の知覚に結びつく帯域)
2. 任意で、Sの3.5kHz・q = 1.0 に depth_cut_db のディップ
L = (M + S) / √2 R = (M - S) / √2使うときの注意
作用するのはアンビエンス成分であり、センターのボーカルではありません。
Side成分にのみフィルタを適用するため、変化するのは残響成分やステレオ音像の周囲の空間感です。
3.5kHzのディップは前方への張り出し感と奥行きをトレードオフします。
3.5kHz付近をディップ(減衰)させると、音像が前方へ張り出す感覚が和らぎます。8kHzの高さ感ブーストと組み合わせることで、単に音がブライトになるのではなく、高く奥行きのある空間として知覚されます。
音量合わせの対象外です。
ほかの空間系と同様にA/B比較では一律 0dB として扱われるため、ここで帯域をブーストするとそのスロットは大きく聴こえます。比較時は必要に応じて gain ノードで音量を揃えてください。