early_reflector
ノードSide成分から初期反射音を生成し、空間の広がりとルームサイズ感を付加します。
パラメータ
{
"damping_hz": 6000,
"reflections_mix_db": -20,
"room_scale": 1,
"type": "early_reflector"
}計算
S = (L - R) / √2
11.3 / 17.8 / 24.1 / 31.7 ms の4本のタップ(room_scale 倍)
各タップに damping_hz のローパス(壁と天井の吸音)
R_early = 1.00·tap₁ - 0.80·tap₂ + 0.63·tap₃ - 0.50·tap₄
S_refl = R_early · 10^(reflections_mix_db / 20)
L_out = L + S_refl R_out = R - S_refl使うときの注意
リバーブ(残響器)ではありません。
リバーブのような長い減衰テールやフィードバックループは持たず、4本の初期反射音のみを生成します。付加されるのは部屋の広さ(スケール感)であり、コンサートホールのような過剰な残響ではありません。
room_scale は部屋の壁の位置を拡縮します。
4本のディレイ時間を連動して拡大縮小するため、反射パターンの時間比率を保ったまま空間サイズのみが変化します。値を大きくすると反射音がより遅れて到達し、広い空間として知覚されます。
damping_hz は壁面の吸音特性であり、広さではありません。
カットオフ周波数を下げると反射音の高域が減衰し、吸音材に囲まれた柔らかな音響空間を再現します。反射音が届く時間遅延自体は変化しません。
モノラル互換性は構造上完全に保証されています。
反射音が差動(L-R)で付加されるため、モノラルに合算された音声は、このノードをバイパスした場合と完全に同一になります。